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日別アーカイブ: 2025年5月19日

大城工業のよもやま話~第4回~

皆さんこんにちは!

 

大城工業株式会社、更新担当の富山です。

 

 

見た目も、精度も、妥協なし!「グルービング加工」で魅せる配管設備工事

 


今回のテーマは、仕上がりの美しさと加工精度を求められる現場で大活躍の技術――**「グルービング加工」**についてです!


✂ グルービング加工とは?

 

グルービング加工とは、金属板にV字やU字状の溝をあらかじめ切削しておき、その溝に沿って板を折り曲げる加工方法です。

この加工によって、板金を曲げたときに――

  • シャープな角度で仕上がる(90°以上の立ち上がりが可能)

  • 割れ・しわが出にくく、表面が美しい

  • 薄板でも直角に曲げやすい

などの利点が生まれます。


🏢 配管工事での一般的な市場での具体的活用例

 

① ステンレス製の化粧パネルや配管カバー

飲食店や商業施設では「見せる配管」が求められます。
その際、カバーやボックスの“角”がシャープに立ち上がっていることで、空間の美観が格段にアップ。
一般の曲げ加工では難しいこの仕上がりも、グルービングなら実現可能!

② 分電盤や電気室の制御盤まわり

屋内配管の電気関係では、安全性と同時に限られたスペースに収まることが求められます。
グルービング加工なら、最小限の曲げ半径でしっかり形を出せるので、狭所対応が非常にしやすいのです。

③ 設備保護用の防音・断熱カバー

防音材や断熱材を内包するパネルでは、直線的で気密性の高い仕上がりが必要です。
グルービング加工で密着性の高い形状を作ることで、性能面でも優位になります。


💡 グルービング加工の現場メリット

 

  • 見た目がシャープで美しい

  • 折り曲げ時の割れ・反りを防げる

  • 強度があるまま軽量化も可能

  • 部材点数を減らして、コストダウン

そして何より、「現場で手直しが少ない」!
一発で決まる加工ができることは、施工現場にとって何よりのメリットです。


⚠ 注意点

 

  • 裏面にグルーブ跡が出るため、「両面意匠」の場合はNG

  • 加工には専用機材・Vカッターなどが必要

  • 材質ごとに溝の深さや角度を変える繊細なノウハウが必要

設計段階から「グルービングを使う前提」で構造を考えると、後々の工程もスムーズです。


🧠 まとめ:配管設備工事の“見た目革命”

 

配管まわりは、かつては「隠すもの」でしたが、
今は“見せる工事”として意匠性と精度がセットで求められる時代です。

その中で、グルービング加工は――

  • 現場での対応力

  • 加工精度

  • 見た目の仕上がり

この3つを高レベルで満たす「現代の加工技術」と言えるでしょう!

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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