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皆さんこんにちは!
大城工業株式会社、更新担当の富山です。
今回のテーマは、仕上がりの美しさと加工精度を求められる現場で大活躍の技術――**「グルービング加工」**についてです!
グルービング加工とは、金属板にV字やU字状の溝をあらかじめ切削しておき、その溝に沿って板を折り曲げる加工方法です。
この加工によって、板金を曲げたときに――
シャープな角度で仕上がる(90°以上の立ち上がりが可能)
割れ・しわが出にくく、表面が美しい
薄板でも直角に曲げやすい
などの利点が生まれます。
飲食店や商業施設では「見せる配管」が求められます。
その際、カバーやボックスの“角”がシャープに立ち上がっていることで、空間の美観が格段にアップ。
一般の曲げ加工では難しいこの仕上がりも、グルービングなら実現可能!
屋内配管の電気関係では、安全性と同時に限られたスペースに収まることが求められます。
グルービング加工なら、最小限の曲げ半径でしっかり形を出せるので、狭所対応が非常にしやすいのです。
防音材や断熱材を内包するパネルでは、直線的で気密性の高い仕上がりが必要です。
グルービング加工で密着性の高い形状を作ることで、性能面でも優位になります。
見た目がシャープで美しい
折り曲げ時の割れ・反りを防げる
強度があるまま軽量化も可能
部材点数を減らして、コストダウン
そして何より、「現場で手直しが少ない」!
一発で決まる加工ができることは、施工現場にとって何よりのメリットです。
裏面にグルーブ跡が出るため、「両面意匠」の場合はNG
加工には専用機材・Vカッターなどが必要
材質ごとに溝の深さや角度を変える繊細なノウハウが必要
設計段階から「グルービングを使う前提」で構造を考えると、後々の工程もスムーズです。
配管まわりは、かつては「隠すもの」でしたが、
今は“見せる工事”として意匠性と精度がセットで求められる時代です。
その中で、グルービング加工は――
現場での対応力
加工精度
見た目の仕上がり
この3つを高レベルで満たす「現代の加工技術」と言えるでしょう!
次回もお楽しみに!
大城工業株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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