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皆さんこんにちは!
沖縄県うるま市を拠点に、消防設備工事や空調配管工事を行っている
大城工業株式会社、更新担当の富山です。
配管工事を行う際、最初の大きなステップとなるのが「材料の選定」です。
一見すると同じように見えるパイプでも、材質ごとに大きな違いがあり、用途や環境条件によって適材適所を見極めなければなりません。
今回は、配管工事でよく使われる銅管・鋼管・樹脂管について、それぞれの特徴や用途を詳しく解説します。
銅管は昔から広く利用されている信頼性の高い配管材料です。
メリット:加工性に優れており、細い径でも曲げ加工や施工が容易。耐久性が高く、殺菌作用を持つため衛生的。
デメリット:コストがやや高く、水質によっては腐食の進行が早い場合がある。
用途:給水管、給湯管、冷媒配管、医療用ガス配管など。
特に冷媒配管では、銅の柔らかさを活かして複雑な配管ルートにも対応できるため、エアコン工事などでは欠かせません。
鋼管は、強度と耐圧性に優れた素材で、大規模な設備や高圧配管に使われます。
メリット:非常に丈夫で高温高圧にも耐えられる。外部からの衝撃にも強い。
デメリット:重量があるため施工が大変。腐食のリスクが高く、防錆処理が必須。
用途:消火設備、ガス配管、高圧蒸気ライン、工場の設備配管など。
特に消防用配管や工場内の重要ラインでは、耐久性と信頼性から鋼管が選ばれるケースが多いです。
近年、住宅や商業施設を中心に普及が進んでいるのが樹脂管です。
代表的には塩ビ管やポリエチレン管、架橋ポリエチレン管(PE-X)が挙げられます。
メリット:軽量で扱いやすく、施工性に優れる。錆びないため水質への影響が少なく、耐久性も高い。
デメリット:高温環境や強い外力には弱い。種類によっては耐火性に注意が必要。
用途:住宅の給水・給湯管、床暖房の配管、下水道配管など。
特にリフォーム工事や新築住宅では、樹脂管の採用率が年々高まっています。
配管材料を選ぶときには、以下の点を考慮する必要があります。
流体の性質(水・ガス・油などの種類)
温度・圧力条件(高圧なら鋼管、低圧なら樹脂管が有効)
耐久性とコストのバランス
施工環境と施工性(現場状況によって軽量な樹脂管が有利な場合も)
これらを総合的に判断することで、安全で長寿命な配管システムが実現します。
配管材料の選定は、配管工事の品質を大きく左右する重要なプロセスです。
銅管は「衛生性・加工性」を重視する場合に有効。
鋼管は「強度・耐圧性」が必要なシーンで活躍。
樹脂管は「施工性・耐久性」と「コスト」のバランスが優れる。
建物の用途や現場環境に応じて最適な素材を選ぶことで、トラブルを防ぎ、安心して長く使える設備が完成します。
次回もお楽しみに!
大城工業株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
沖縄県うるま市を拠点に、消防設備工事や空調配管工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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