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皆さんこんにちは!
沖縄県うるま市を拠点に、消防設備工事や空調配管工事を行っている
大城工業株式会社、更新担当の富山です。
配管工事では、管と管をつなぐ「接続部」が最も重要であり、同時に最も弱い部分とも言われます。
そのため、ネジや継手の設計は、施工後の信頼性を確保するうえで欠かせません。
ここでは、ネジ接続の基本と継手の種類・役割、そして設計時に注意すべきポイントを解説します。
ネジによる接続は、古くから用いられてきた伝統的な方法です。
メリット:確実な接続が可能。分解・交換がしやすい。
デメリット:径が大きくなると施工が難しい。シール材に依存する部分が大きい。
代表的なのが「管用テーパねじ」で、シールテープやシール剤を併用して気密性を高めます。特に水道配管やガス配管など、漏れが許されない設備に用いられます。
継手にはさまざまな種類があり、配管の方向転換や分岐、延長を行う際に欠かせません。
エルボ:90度や45度など配管の角度を変える。
チーズ:1本の管を2方向に分岐させる。
ソケット:直線方向に延長する。
ユニオン:容易に取り外しが可能で、メンテナンス性に優れる。
継手の材質も銅・鋼・樹脂など管材に合わせて選ぶことが重要です。
流体抵抗を減らす:曲がりや分岐を最小限にして効率的な流れを確保。
漏水防止:接続精度を高め、シール材の品質管理を徹底。
耐久性の確保:環境条件に適した材質の選定が必須。
メンテナンス性の考慮:点検や交換が容易にできるよう、ユニオンの配置などを工夫。
設計段階でこれらを意識することで、施工後のトラブルを未然に防ぐことができます。
配管は「つなぐ技術」によって完成します。
いくら優れた配管材料を使っても、接続部分が不十分であれば漏水や事故を防ぐことはできません。
ネジや継手の設計は、見えない部分でありながら配管システム全体の“安全性”と“寿命”を左右する重要な要素なのです。
ネジ接続はシンプルで確実だが、施工精度とシール材管理が不可欠。
継手は「方向転換」「分岐」「延長」「取り外し」など機能ごとに適切な選択が必要。
設計時には、流体抵抗の低減・漏水防止・耐久性・メンテナンス性を総合的に考えることが重要。
接続部は小さな部材ですが、その役割はとても大きく、配管全体の信頼性を左右します。
だからこそ、ネジや継手の設計は「配管工事の要」といえるのです。
次回もお楽しみに!
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沖縄県うるま市を拠点に、消防設備工事や空調配管工事を行っております。
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